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Sleepwalkersを聴きながら — デヴィッド・シルヴィアン [音楽]

Sylvian_defused.jpg

買ったままで忘れていたCD《Sleepwalkers》のパッケージを破って聴いてみたら音が飛んだり時間がホールドしたりするので、CDの盤面を見てみたらカビだらけだった。これってどうなの?
とりあえずアルコールで拭いたら聴けるようになったのだけれど。

《Manafon》はカッコいいんだけど、ちょっと濃厚で重たくて、だから心が重いときは聴く気になれなかったりする。でもこの《Sleepwalkers》は、いわゆるコンピュレーションアルバムで、結構ポップな音を聴かせてくれているように思える。特に Nine Horses は今聴くとすごくあたりが柔らかだしフツー過ぎるポップさだ。
samadhisound の音づくりはデヴィッド・シルヴィアンの声がいつもあまりにすぐそばにいるので、最初はドキッとする。声の気持ちよさに私は引きずり込まれているのかもしれない。あくまで私にとっての話なのだけれど。
わざとノイズが入ったりするのはいつも通り。だからカビだらけで正常に再生できていなくても、最初はそういう音なのかと思ってしまったりする。

最後のほうに入っている Thermal という曲は、アルヴェ・ヘンリクセンとのコラボだが、ECMからリリースされている《Cartography》は何となく持っていて、あぁあのヘンリクセン、と思い出したのだが、でもトランペットという楽器がこうした曲で特徴を出すのはむずかしい。それはたとえばECMのアーティストでいえばマーカス・シュトックハウゼンなんかも同じで、つまり音だけで誰かわかるような個性に乏しくて、トマス・スタンコの再来はなかなかあらわれてこない。

ただこのアルバムの中ではやや異質だけれど、もっとも私がのめり込むのは藤倉大との Five Lines だ。かつてのデレク・ベイリーとのコラボと同じでこのアヴァンギャルドさはすごい。藤倉のスコアによる弦楽四重奏をバックにシルヴィアンが歌を乗せているのだけれど、これ、歌を入れるときバックをモニターしてるんだろうか。。それでいて、歌のラインそのものはポップなのだ。

Sleepwalkers というタイトルから思わず連想してしまったのはJapan時代の Night Porter だったのだが、もちろん関連性は全然なくて、でも、ついでに The Night Porter (邦題:愛の嵐) という映画があったことを知った。もとのタイトルは Il Portiere di notte というイタリア映画でダーク・ボガードの主演とのこと。
こうして今まで聴いていなかったCDとか読んでいなかった本を突然開いてみる楽しみというのはキリがないのだが、こういうのをつまりマイブームと呼ぶらしい。

D_Sylvian.jpg
(画像はdavidsylvian.comより)


David Sylvian/Sleepwalkers (samadhisound)
Sleepwalkers




Arve Henriksen/Cartography (ECM Records)
Cartography (Ocrd)




David Sylvian, Arve Henriksen and Jan Bang/Thermal
https://www.youtube.com/watch?v=oCONJynif3E

Mei Yi Foo/Dai Fujikura: Piano Etude I “Frozen Heat”
https://www.youtube.com/watch?v=-xwjS8mi8Qo
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